マクラーレンのジェンソン・バトンの去就が注目される中、フェリペ・マッサが引退を発表し、ウィリアムズのシートが空くことが明らかとなった。
マクラーレンは、2017年はバトンに代えて若手の控えドライバー、ストフェル・バンドーンを起用すると言われている。
マクラーレン最高権威のロン・デニスは、F1イタリアGP(4日決勝)が行われているモンツァでバトンと将来について話し合うとしている。
「今週末、ロンと話をするのは確かだと思う」とバトンも認めている。
■マッサの引退を知らなかったバトン
バトンについては古巣のウィリアムズに復帰するといううわさもあるが、マッサの引退は寝耳に水だったようだ。
バトンは「そうなるとは知らなかった」と話している。
一方マッサは、すでに2か月前に引退の意思をチームに伝えたと話している。
■バトンは「決断に時間をかけすぎた」
あるチーム関係者は、『Times(タイムズ)』紙に次のように語っている。
「ジェンソンが扉をドンドンたたいていたら、ウィリアムズは彼を歓迎していたかもしれない」
「まさにおあつらえ向きだったし、彼らもジェンソンの復帰を望んだだろう。だが、彼が決断に時間をかけすぎているうちに事態は動いた。彼はもう1年、マクラーレンにとどまりそうだ」
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