マクラーレンが、現在控えドライバーを務めているストフェル・バンドーンがマノーからF1参戦するかもしれないといううわさを否定した。
■バンドーンがマノーからベルギーGP参戦とのうわさ
マクラーレンとの契約下にあり、今年は日本のスーパーフォーミュラにも参戦しているバンドーンだが、現在リオ・ハリアントに代わってマノーのコックピットに座ることになるのではないかとのうわさがささやかれている。
今年マノーからF1デビューを飾ったインドネシア人ドライバーのハリアントだが、現在の契約は先週末に行われた第11戦ハンガリーGPまでとなっており、追加資金の持ち込みができなければシートを失うことになると見られている。
そんな中、オランダの『De Telegraaf(テレグラーフ)』やスペインの『Marca(マルカ)』は、ベルギー人ドライバーであるバンドーンが、夏休み明けに行われるベルギーGP(8月28日決勝)でマノーから出走することになるかもしれないと伝えている。
■マクラーレンは全面否定
だが、マクラーレンの広報担当者は『GMM(グローバル・モータースポーツ・メディア)』に対して次のように語った。
「ロン(マクラーレン総帥のロン・デニス)がすでに語ったように、ストフェルはマクラーレン・ファミリーの重要な一員だ」
「だが、ほかのF1チームが彼に興味を示していることは驚きではない。彼が非常に才能に恵まれ、高い能力を持っていることは明らかだからね。しかし、今さささやかれているうわさは、単にうわさにしか過ぎないよ。それ以上の何ものでもない」
■ハリアントの後任本命はキング?
もうひとり、ハリアントの後任候補としてうわさに上っているのがマノーの控えドライバーを務めている22歳のイギリス人ドライバー、ジョーダン・キングだ。
キングの父親はイギリスの大手スーパーマーケットチェーンであるセインズベリーの元責任者を務めていた人物であり、現在はマノーF1チームの会長職にも就いている。
イギリスの『Sun(サン)』は、すでにジョーダンがマノーとの契約を結んでいる可能性もあると指摘しながら、次のようなキングのコメントを掲載している。
「現時点では、マノーが僕にとって好ましい選択肢だろうね」
昨年と今年はGP2シリーズに参戦しており、すでにマノーF1カーでテスト走行を行った経験も持っているキングは、次のように付け加えた。
「僕は彼らのクルマで今年2回、去年1回走ったことがあるし、そういう形で彼らとの関係を築いてきているからね」
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