三菱自動車は、軽自動車の燃費不正問題に関連し、他の9車種についても社内調査を進めているが、プラグインハイブリッド車の『アウトランダーPHEV』でも燃費不正があったことが判明したと複数のメディアが報じている。
約1年前の2015年6月に発売された新型『アウトランダーPHEV』のプレスリリースには次のように書いてある。
・ プラグインハイブリッド EV 制御の最適化やエンジンのフリクション低減により、ハイブリッド燃料消費率(JC08モード)を 1.6km/L 向上させ、20.2km/L としたほか、モーター効率向上により充電電力使用時走行距離(JC08 モード)を 0.6km 向上させ、60.8km を実現しました。
『アウトランダーPHEV』の車両本体価格は359万円(税込)からで、2015年度の販売目標台数は1,000台/月としていた。
EVsalesによると、2015年度のEV(電気自動車)、PHEV(プラグインハイブリッド)年間販売台数は、1位テスラ・モデル S 51,390台、2位日産リーフ 43,870台、3位三菱自動車アウトランダーPHEV 43,259台だったという。アウトランダーPHEVは、RV車としては世界トップだっただけに、燃費不正問題が拡大すると大きな痛手になるとみられる。
三菱自動車は18日にも国土交通省へ報告書を提出する。