日産自動車株式会社(本社:神奈川県横浜市西区、社長:カルロス ゴーン)は17日、日本、中国、メキシコにおけるマーケティング&セールス事業の強化のため、役員体制を変更すると発表した。
■中国から日本へ
東風汽車有限公司の副総裁および東風日産乗用車公司の総経理である打越 晋氏は、日産自動車株式会社に戻り、新たに設けられた日本マーケティング&セールス担当のリージョナル・シニア・ヴァイス・プレジデント(RSVP)に就任。
打越氏は、日本事業担当である専務執行役員(SVP)の星野 朝子氏に直接レポートし、エジプト、南アフリカ、中国でのグローバルセールスの豊富な経験を、日本における販売の再活性化に活かしていく。
■メキシコから中国へ
打越の後任には、現メキシコ日産社長のアイルトン・クッソーが、東風汽車有限公司の取締役会を経て、 東風汽車有限公司の副総裁および東風日産乗用車公司の総経理に就任する。
クッソーのマーケティング、財務、ディーラーネットワーク開発、販売、アフターセールスにおける豊富な経験により、メキシコにおいて日産は83カ月連続で市場シェアトップを達成した。このような知見が、中国における販売台数やシェアのさらなる向上、ディーラーネットワークの整備と拡充にも活かされます。クッソーは、東風汽車有限公司総裁である関 潤にレポートする。
■日産で初めての女性社長が誕生
メキシコ日産のセールス&マーケティング担当副社長であるマイラ・ゴンザレスは、同社の社長に就任する。ゴンザレスは、日産グループで初めて、国の事業を統括する女性の社長となる。ゴンザレスは、北米および南米において顧客価値、セールス、ディーラーネットワーク開発に従事してきた。