マクラーレン・ホンダは2016年、金曜日のFP1(フリー走行1回目)にテストドライバーのストフェル・バンドーンを起用する計画はない。以上は、スポーティング/ディレクター、エリック・ブーリエの発言だ。
【結果】F1スペインGP予選の順位、Q1-Q2-Q3のタイム
その一方でルノーのワークスチームは今季、セルゲイ・シロトキン、エステバン・オコン、ニコラ・ラティフィの若手3選手にFP1を走らせる機会を与えている。
バンドーンも毎戦チームに帯同するが、レース勘は、日本のスーパー・フォーミュラでホンダ系のチームからマシンに乗って維持することになっている。
ほんとうにバンドーンが金曜日の午前に走るチャンスは無いのか?ブーリエは次のように答える。「いや、それは時間の無駄だ」
「率直に言って、私にはそのメリットが分からない」とベルギー『La Derniere Heure(ラ・デルニエ・エール)』紙に話すブーリエ。「シーズン中のテストでじゅうぶん学べるだろう。さっそく水曜日(5/11)に、ここバルセロナで乗ってもらう」
彼を来季、他チームに預けるようなこともほのめかすブーリエだが、2017年、マクラーレン・ホンダに乗る可能性もあると言う。
「彼をマシンに乗せる、それが我々の主な目的だ」
「マクラーレンは可能性のひとつ。もしそうなれば、チームは彼を盛大に歓迎する。もはや彼はファミリーの一員だからだ」
そうなればジェンソン・バトンのシートは危うい。マクラーレンがバンドーンを乗せたいのは山々だが、ホンダがバトン残留にこだわっている。そんな説もあるが、少なくともブーリエは否定する。
「ないない。そんなことを誰が言った?」とするブーリエ。
2017年のラインアップは、いつ決定するのか。ブーリエは言う。「答えは控える。実は、私にも分からないのだ」