元F1ドライバーであり、現在はF1解説者を務めるジョニー・ハーバートが、レッドブルはトロロッソのドライバーのうち、カルロス・サインツを2017年に昇格させるべきだと主張した。
■来季レッドブルへの昇格がうわさされるフェルスタッペン
現在、レッドブルのジュニアチームであるトロロッソには、昨年17歳でF1デビューを飾ったマックス・フェルスタッペンと、20歳でデビューしたサインツという2人の有望な若手が所属している。
そして、レッドブルでは、フェルスタッペンを2017年にシニアチームに昇格させるのではないかとのうわさがささやかれている。
■サインツのほうが頭を使っているとハーバート
今回、ハーバートはこの件に関して、レッドブルではフェルスタッペンではなく、サインツのほうを昇格させるべきだとスペインの『Marca(マルカ)』に次のように語った。
「2人ともすごくいいドライバーだし、すごく速い。前にも言ったけれど、彼らが将来のF1を担うことになるだろう」
「私は、カルロスのほうがフェルスタッペンよりも賢いと思っている。彼のほうが頭をうまく使えているよ。恐らく、それはマックスのほうがまだ若いためだろう。だが、いずれにせよどちらも非常に優れている」
■レッドブル首脳の判断は時々不可解
「だが、今後のことを考えれば、もし私がこの2人のどちらか1人と契約をしなくてはならないとしたら、私はサインツのほうを選ぶだろうね」
そう語ったハーバートは、次のように付け加えた。
「もしその決定がヘルムート・マルコ(レッドブル/ドライバー育成責任者)によってなされるとしたら、どうなるかは分からないな。彼のドライバーに関する決定には時々少し変なことがあるからね」