セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)は、メルセデスAMGとの間で2016年のF1タイトル争いを繰り広げられる可能性があると考えているようだ。
■フェラーリは正しい方向に向かっている
フェラーリ会長のセルジオ・マルキオンネは、2016年の目標はF1タイトル獲得だと明言している。
だが、ベッテルはそのためにはフェラーリが冬の間に大きな進歩を遂げる必要があると自身のサイトで次のように語っていた。
「まだ僕たちが望むようなところにまで至っていないのは誰もが知っていることだし、僕たちには改善すべきことがある。でも、僕たちはそのために頑張っているし、2015年の結果は僕たちが正しい方向に向かっていることを示していた」
■毎年チームを変わるようなタイプではない
そのベッテルは、今後のF1キャリアにおいてメルセデスAMGのようなチームへ移籍したいという誘惑に抵抗できている自分を想像することができると次のように語っている。
「多分、僕は1年ごとにチームを変わるようなタイプの人間ではないと思う。僕はこれまで人生のどんな部分においても、そういうことは全くなかったよ」
「現時点では、僕はすごく安心している。そして僕たち全員が素晴らしい共通の目標を持っているんだ。僕たちが達成したいことについてね」
■2016年も全力を尽くす
だが、2016年にフェラーリがメルセデスAMGを倒すことができる可能性はどれくらいあると思うかと尋ねられたベッテルは、次のように答えた。
「それはブックメーカーに聞いてよ」
「シーズンのことを予想するのは難しいものさ。もちろん、僕たちは全力を尽くすけれどね」
■タイトル争いのライバルはライコネンがいい
だが、2016年にはルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)、ニコ・ロズベルグ(メルセデスAMG)、キミ・ライコネン(フェラーリ)のうち誰と戦いを演じたいかと質問されたベッテルは、次のように答えた。
「キミだといいな。それはつまり、僕たちがすごく強いクルマを手にしているという意味になるからね」
フェラーリは今週金曜日(19日)にインターネットを通じて2016年型車を発表することを明らかにしている。