フェルナンド・アロンソが、現在の契約が切れた後もF1に残るかどうかを考えるのは、まだかなり先のことになるだろうと語った。
現役ドライバーの中では最高の実力の持ち主だという評価も多く、事実現在のドライバーの中では最高の報酬を得ているアロンソ。だが、2014年シーズン限りで5年間在籍したフェラーリに別れを告げて2015年からマクラーレン・ホンダに加入したものの、今季は予想以上の苦しみを味わうこととなった。
一時は、2016年は1年間休養に充てることになるのではないかとのうわさも強くささやかれたアロンソだが、そういうつもりはないと明言するとともに、2016年にはマクラーレン・ホンダが1周あたり2秒ほどタイムを縮めてくるのではないかとのうわさ通りになることを期待している。
■2016年シーズンは有望だとバトン
そのうわさに関してだが、アロンソのチームメートのジェンソン・バトンも『BBC』の自動車関連番組である「Top Gear(トップギア)」のウェブサイトに次のように語っている。
「僕は、それは可能だと思っている」
「大きくラップタイムを改善するために必要なさまざまなことが来年に向けてすでに分析されているんだ。それはシーズン中には対応できないようなことだよ。これはすごく前向きなことだと思えるよ」
そのバトンは、2015年シーズンを最後にF1を引退するのではないかともささやかれ続けていた。
そして、2017年シーズンまでマクラーレン・ホンダとの契約を結んでいるアロンソも、このままF1を続けるかどうか悩んだことがあったのではないかと言われている。
■F1を続けるかどうかは今後の展開次第だとアロンソ
これに関する質問を受けたアロンソは、「どんな可能性にだって備える必要がある」と答えると、次のように続けた。
「現時点では、それを考えるのはまだかなり先のことになると思うよ。これから18か月の間にどういう状況となるか様子を見ることにしよう。目標に到達できるのかできないのか、そしてまだF1を続けていこうという気持ちを持ち続けていられるかどうかをね」