F1第11戦ベルギーGPで起きたタイヤ破裂は、縁石が原因だった可能性が指摘されている。
ベルギーGPでは、ニコ・ロズベルグ(メルセデスAMG)とセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)の右リアタイヤが走行中に突然破裂する事故が起きた。
F1にタイヤを供給するピレリは、タイヤの構造上の問題ではなく、路面にあった破片などの異物とタイヤの摩耗によって起きたものだと説明している。
しかし、続く第12戦イタリアGPで、ピレリは安全を考慮してタイヤの空気圧を通常より高く設定。レース後、優勝したルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)について、空気圧が低かったのではないかとして審議が行われる事態になった。
ベルギーGPでレース終盤にベッテルのすぐ後ろを走行していたロマン・グロージャン(ロータス)は、「セブは一度もコースを外れていない」と証言している。
ドイツの『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』誌は、1枚の写真を掲載し、オールージュの坂の頂上にある縁石に、鋭くとがった部分があったと報じた。ロズベルグとベッテルのタイヤに異常が発生する直前のコーナーだ。
この部分を何度も通過することでタイヤが傷ついた可能性があると記事は伝えている。
New pic from Eau Rouge shows how rough kerbs are on inside shoulder. AMuS story (in German): http://t.co/w6Wz5un1ge pic.twitter.com/jfDN1IkZwV
— Tobias Grüner F1 (@tgruener) September 10, 2015