モンツァ・サーキットで開催中の第12戦イタリアGP1日目、2回のフリー走行を終えて、ホンダF1の新井康久プロジェクト・リーダーは、次のようにコメントした。
■新井康久(本田技術研究所専務執行役員/F1プロジェクトリーダー)「ジェンソンのマシンに水漏れ」
「FP1(フリー走行1回目)は両マシンのICE(内燃機関)をセットアップするなど、予定通りに走行できました。空力とパワーユニットのデータ取りなど基本的なチェックを完了した私たちは、早めにセッションを切り上げ、午後のFP2に備えて、計画通りユニットの交換に入りました」
「フェルナンド(アロンソ)のFP2は順調でしたが、残念ながらジェンソンのマシンからは水漏れの兆候がデータに表れました。そのため私たちは、マシンをガレージに戻さざるを得ませんでした。調査した結果、ホースが外れていたのでセッション内に直しましたが、マシンをコースに戻すだけの時間は残されていませんでした。ですが幸いERS(エネルギー回生システム)への影響はなく、明日の両セッションに向けて準備を進めているところです」
「フェルナンドが午後に行なったロングランを含む今日のデータをすべて洗い出し、明日のためにマシンをセットアップしてまいります」