元ザウバーの控えドライバー、ギド・ヴァン・デル・ガルデが、久しぶりに表舞台に現れた。
彼は22日(土)、ソーシャルメディアを通じてF1第11戦ベルギーGPを訪れると発表。ザウバーと裁判でもめた開幕戦オーストラリアGP以来だ。
「焦るなザウバー」とツイッターに綴るヴァン・デル・ガルデ。「いくつかミーティングに出るだけだから」
そんなヴァン・デル・ガルデに、スパで思わぬ障害が待ち受けていた。バーニー・エクレストンだ。オランダ『De Telegraaf(テレグラーフ)』紙によると彼は、ヴァン・デル・ガルデによるゲストパスのリクエストを断るよう全チームに通達を出したのである。
だが最終的にヴァン・デル・ガルデは、パドック入場を果たした。
うわさはすぐに広まった。それによると彼がミーティングを予定した相手のひとつは、マノー・マルシャだ。彼らは今も、ロベルト・メリーに代わってチームにスポンサー金をもたらすドライバーを探している。
しかし、マノー・マルシャの情報筋は次のように語る。「われわれは、ヴァン・デル・ガルデに対して何らオファーを出したことはない」
実際にヴァン・デル・ガルデとミーティングを行なったのは、なんとメルセデスAMGだ。彼らがヴァン・デル・ガルデにゲスト用のパドックパスを与えたのである。
「いい話し合いができた」とヴァン・デル・ガルデ。「絶好の機会に恵まれたよ」
だが、「僕のF1は終わった。レースに勝ちたいしチャンピオンにもなりたい。だからDTM(ドイツ・ツーリングカー選手権)に主眼をおいている」と話すヴァン・デル・ガルデだった。