ホンダが今季パワーユニットを1基多く使用できることが正式に決定した。
10日(金)にメキシコで開催されたFIA(国際自動車連盟)の世界モータースポーツ評議会において、F1のパワーユニットに関するレギュレーションが2点変更された。
1点目は、新規参入のエンジンメーカーの場合、ドライバー1人につき1基多くパワーユニットを使用できるというもので、この変更は即時有効となる。
これにより、今季は年間4基のところ、今年参入したホンダのみ、年間5基使用できることになった。
もう1点は、パワーユニットの規定数を超えた場合のペナルティーに関する変更。ルールでは、規定数を超えると10グリッド降格などのペナルティーが科されることになっている。
しかし、予選結果によってはそれを消化しきれない場合も出てくる。その場合、不足グリッド数に応じて、タイム加算やドライブスルー、ストップ・アンド・ゴーなど、追加のペナルティーが決勝のレース中に科されることになっていた。
これについては、複雑すぎるという意見や、ペナルティーが重すぎるといった批判が出ていた。
今回の変更で、ペナルティーは最大でもグリッド最後尾への降格となり、消化しきれない場合の追加ペナルティーは廃止された。これも即時有効となり、次のハンガリーGP(26日決勝)から適用される。