フォーミュラEシリーズの第7戦がモンテカルロ市街地コースで現地時間9日(土)に開幕。日本時間23時から行われた決勝でセバスチャン・ブエミ(eダムス・ルノー)が優勝を飾った。通算2勝目を挙げた初のドライバーとなった。
【結果】フォーミュラE第7戦決勝の順位、タイム差、獲得ポイント
舞台となったのはF1の伝統レース開催地でも知られるモナコ市街地コース。F1でのコースを短縮した形となっており、ターン1から別のルートを経てトンネル出口のシケインにつながる、全12コーナーを持つレイアウトとなっている。決勝はこの1.76kmのコースを47周で争われた。
レースは、ポールからスタートした元F1ドライバーのブエミがトップを守ってターン1を抜けるも、モナコ特有の狭いコース幅とタイトな1〜2コーナーで後続車が相次いでクラッシュ。1周目にセーフティカーが導入される荒れた展開となる。
3周目にレースが再開されるが、数台が大きなダメージを受け、ピットインしてクルマの乗り換えを余儀なくされる。
その後は大きなアクシデントもなくレースが進行。抜きどころのないモナコの利を生かしたブエミが、フォーミュラEでの2勝目をシリーズ初のポール・トゥ・ウィンで達成した。
元F1ドライバーの鈴木亜久里率いるアムリン・アグリのアントニオ・フェリックス・ダ・コスタは、予選でクラッシュを喫したことから19番グリッドからのスタートだったが、序盤の多重クラッシュ発生のチャンスを生かして順位を上げ、10位でフィニッシュしている。
■フォーミュラE第7戦決勝結果【トップ10/暫定】
1 セバスチャン・ブエミ(eダムス・ルノー)
2 ルーカス・ディ・グラッシ(アウディ・スポーツ・アプト)
3 ネルソン・ピケJr(ネクストEV TCR)
4 サム・バード(ヴァージン・レーシング)
5 ジェローム・ダンブロシオ(ドラゴン・レーシング)
6 ニコラ・プロスト(eダムス・ルノー)
7 ステファン・サラザン(ベンチュリ)
8 スコット・スピード(アンドレッティ・フォーミュラE)
9 シャルル・ピック(ネクストEV TCR)
10 アントニオ・フェリックス・ダ・コスタ(アムリン・アグリ)
フォーミュラE第8戦は、5月23日(土)にドイツのベルリンで開催される。