セルゲイ・シロトキンがフォース・インディアと交渉中だ。本人が認めたものである。
今月初旬にヘレスで行われたF1合同テストを欠場した、フォース・インディア。理由は、シロトキンのスポンサーが約束した金を払わなかったためとのことだ。
うわさによると同チームは、そもそもヘレスに2015年型車が間に合わないと判明した時点で、「ペイドライバー」が金を持ちこんだら昨年型を走らせるつもりだったらしい。
ヘレス合同テストの当時、フィンランド『Turun Sanomat(トゥルン・サノマット)』紙のルイス・バスコンセロス記者は次のように伝えた。「われわれの情報筋によると、セルゲイ・シロトキンのスポンサーによって約束された金が手に入らず、ヘレス合同テスト参加の話はなくなった」
シロトキンの名が表舞台に出るのは、これが初めてではない。彼は昨年、資金難のザウバーをロシアが援助する「救済契約」の鍵となったドライバーだ。
しかしザウバーでの未来は閉ざされ、2015年は、あるGP2チームに加入した。
そこへロシア『Sportbox(スポーツボックス)』の報道だ。同誌は、シロトキンがテストドライバー契約を目指してフォース・インディアと話し合っていると伝えた。
本人も「そのとおり」と認めている。「僕らは以前から交渉中だ。いずれ何らかの結論に至ればと思っている」
「でも契約に署名がない現時点では、残念ながら何も(決まっていない)」とシロトキン。
「では、いつになったら状況はクリアになるのだろう?もちろん期待感はあるが、今はデリケートな条件を話し合っているのでね。何とか合意しようと全力を上げている」