NEXT...F1開催スケジュール

レッドブル、開幕を前に「不安を抱いている」

2014年02月28日(金)14:28 pm

レッドブルのモータースポーツアドバイザーであるヘルムート・マルコが、現F1チャンピオンであるセバスチャン・ベッテルに対し、シーズン前にレッドブルが深刻な技術的問題を抱えている状態にあっても平静を保つよう求めた。

これまでに行われたF1公式シーズン前テストで非常に厳しい状況に置かれていたレッドブルだが、バーレーンで27日(木)に始まった最終テストにおいてはやや明るいきざしが見えてきたようだ。

この日テストを担当したダニエル・リカルドは、午前中のセッションで30周をこなすとともに、同じバーレーンで先週行われた4日間のテストにおいてレッドブルの今季マシンRB10が記録していた最速タイムを更新してみせた。

これを受け、ある関係者は「先週よりは明らかによくなったようだ」と述べた。

この状況を注意深く見守ることになるのはベッテルだ。今回のテストでベッテルは、3月1日(土)と2日(日)の最終2日間を担当することになっている。

マルコは、ドイツの『Bild(ビルト)』紙に対し、ベッテルが現在の状況を「喜んではいない」と認めた。開幕戦F1オーストラリアGP(3月16日決勝)までテストはあとたった3日しか残されていないにもかかわらず、レッドブルが「大きく後れをとっている」からだ。

「だが、怒ったところで何も変わらない」

そう語ったマルコは、チームやエンジンサプライヤーであるルノーが、この状態からの脱却を目指して必死になっていることに言及しながら、次のように続けた。

「セバスチャンにはあらゆる開発に関する情報が提供されている」

「たとえ、1,000万ユーロ(約14億円)を投じたとしても、それだけで問題解決はできないだろう。ルノーはエンジンをきちんと理解する必要がある」

「メルセデスAMGは我々を大きく引き離している。彼らはすでに新車で長距離に及ぶテストを行うことができているからね」

「我々は、オーストラリアに関して、そしてそれ以降についても、不安を抱いているよ」

前後の記事
最新ニュースをもっと見る  >
TopNewsの最新ニュースが読めるよ!
facebookフォロー Twitterフォロー RSSでチェック