レッドブルのジュニアチームであるRBでリザーブドライバーを務めるリアム・ローソンは、ダニエル・リカルド(RB)は「ステップアップ」する必要があると示唆した。
F1界は今週末のメルボルン・レースに向けてオーストラリアに向かったが、地元メディアや著名人たちは地元ドライバーの好成績への期待に否定的だ。
■同郷の大先輩がリカルドの限界を指摘
1980年のワールドチャンピオンで、77歳のアラン・ジョーンズは同郷のリカルドについて『Herald Sun(ヘラルド・サン)』紙にこう語った。
「あまり言いたくはないが、(すでにリカルドの)最良の日を見たような気がする」
「彼はまともなマシンに何度か乗ってきた、周りが何と言おうとね。結局のところ、彼はスタートでチームメイトに勝たなければならないんだ」
「結局は、クルマのせいにばかりしているわけにはいかないんだ、これまでの傾向でもあるけどね」とジョーンズは語り、リカルドが「自身の調子を上げる」必要があることに同意した。
■ローソンが再び出場もある?
そのチャンスを待ち焦がれているのが、レッドブルのリザーブドライバーであるリアム・ローソンだ。
「今年はF1に参戦するはずだ」と、22歳のニュージーランド人であるローソンの後援者であるロディン・カーズのデビッド・ディッカー代表は『Formula Scout(フォーミュラ・スカウト)』に語っている。
レッドブルのヘルムート・マルコ博士は今年ローソンをマシンに乗せることを好んだと見られているが、クリスチャン・ホーナーはリカルドのF1キャリアを復活させることを強く推した。
■ローソン、準備万端
一方、マルコは2024年の早い段階で、今シーズン中にローソンがグリッドにつく可能性は否定していないと語っている。ローソンは週末のアデレード・モータースポーツ・フェスティバルで次のように語った。
「ダニエルは可能性があることを知っていると思うけど、彼はおそらくもっと高めることを期待されているはずだ」と語った。
すでにリカルドよりもいい仕事ができると思うかと『Fox Sports』に尋ねられたローソンは微笑んだ。
「もちろん。明らかに、今年は久しぶりにすべてがまったく同じになったからね」と、2024年はフルタイム参戦のルーキーがいないことに言及した。
「複数のルーキーがいると、シートを獲得するのは非常に難しくなる。僕は準備ができていると感じているけれど、他の選手もたくさんいるんだ」とローソンは付け加えた。
「最終的に、僕の目標はできるだけ早くあのシートに戻ることなんだ」。
「レッドブルはかなり熾烈だよ」。
■ローソン、他チームへの移籍も視野
最後にローソンは、もしレッドブルがすぐにシートを提供してくれなければ、他を探し始める可能性もあると示唆した。
「僕は彼らのためにドライブしたいと思っている。でもつまるところ、僕はとにかくF1にいたいんだ」。