メルセデスF1のルイス・ハミルトンの後継者の上位リストには、3人のトップドライバーが挙がっているが、大きな疑問は2025年のメルセデスのシートが本当に魅力的なものなのか、ということだ。
しかし、メルセデスF1のトト・ヴォルフ代表でさえ新車は高速コーナーで「非常に弱い」と認めており、3年経過した今でもバウンシングを解決できていない。
フェラーリ会長のジョン・エルカーンもサウジアラビアで、フェラーリがレッドブルに本気でチャレンジするには2026年まで待つ必要があるかもしれないとほのめかしており、その理由はレギュレーションの「周期」が終了すると「別の周期がオープンになる」からだという。
フェルスタッペンの圧倒的な強さを考えれば、より接近したレースのために特別に設計された2022年から2025年のルールの周期は失敗だったということだ。
アストンマーティンF1のマイク・クラック代表は、この時代の「事実」のひとつは、レッドブルが「我々の誰も望まない優位性」を持っていることだと言う。
「レギュレーションが失敗したとは思わない」とウィリアムズF1のジェームズ・ボウルズ代表は主張する。
「今見られるデータでも、21年、20年世代のクルマよりはまだマシだと思う」
「25年に改善されるかって? いや、そうは思わない。26年については、まだルールが承認されていない段階だから、評価するのは難しいね」。