F1第2戦サウジアラビアGP(ジェッダ市街地サーキット)予選が行われ、RB F1のギヨーム・デゾトー(車両性能責任者)は次のように振り返った。
●【2024F1第2戦サウジアラビアGP】予選Q1-Q2-Q3のタイム、周回数
■ギヨーム・デゾトー(車両性能責任者)
RB F1予選:9番手、14番手
「木曜日の夜は、テレメトリーデータの分析や、シミュレーターでのセットアップ変更のテストなど忙しかった。中盤戦が非常にタイトになることは分かっていたし、予選の結果はクリーンラップで、カーバランスがうまく取れているかいないかで大きく変わってくる」
■FP3はソフトに集中
「フリー走行3回目は2台ともミディアムタイヤでスタートし、一晩で変更したセットアップを確認することを目的としたが、路面コンディションは少し違っていた。その後、マシンの挙動を見極めるために、セッション終盤はむしろソフトタイヤに集中した」
■角田裕毅はとてもうまくやってくれた
「予選セッションは、ユウキがとてもうまくやってくれて、Q3進出を果たし、ストロールを抑えて9番手につけた。マシンのフィーリングはセッション全体を通して安定していたから、シングルラップに集中し、良いトラフィック・ウィンドウ(渋滞のタイミング)をうまくつかみ、トラック・エボリューション(路面の進化)にバランスを合わせるというプランもうまくいった」
■リカルドは苦戦
「ダニエルはある程度の余裕をもってQ2進出を果たしたが、残念ながらQ3には進めなかった。彼にとってはラップをまとめるのが難しそうだったし、ターン4などいくつかのコーナーが難しかったようだから、それをもっと理解する必要がある」
■戦略シミュレーションを明確に
「今夜は戦略シミュレーションを行い、レースで最も可能性の高いシナリオを明確にする。すぐ前のマシンは若干速いが、ジェッダは波乱のレースを展開する可能性があり、我々の目標はここで今季初ポイントを獲得することだ」。