シカゴのある政治家が、アメリカで4つ目のF1レースが開催される可能性で盛り上がっている関係者に冷や水を浴びせた。メディア関係者は、F1のオーナーであるリバティ・メディアが最近、『F1シカゴ・グランプリ」を含むいくつかの名称を商標登録していることに注目している。
昨年、シカゴの中心街に新設されたシカゴ・ストリート・コースで初めてNASCAR(ナスカー)がレースを行った。しかし、シカゴ2区の市会議員であるブライアン・ホプキンス氏は、シカゴGP開催の可能性についてF1と協議された可能性を認めつつも、このうわさに冷や水を浴びせた。
ホプキンス氏は『Chicago Sun-Times(シカゴ・サン・タイムズ)』紙に次のように語った。
「F1では通常、最低10年の契約が必要だと聞いている。そして、それは交渉の余地がないようだ。それ以上の会話はあまり進まなかった」
一方、NASCARの初レースが終わった後の世論調査では、このイベントに対する熱意は薄かったようだ。別の市会議員であるブレンドン・ライリー氏は、F1を追加する可能性は低いと考えている。「どちらか一方になるはずだ」と彼は言う。
「NASCARのようにマンホールのふたを溶接し、穴ぼこをならしてサーキットと呼ぶようなことは、F1では通用しない。より複雑になるため、価格も高くなる」。