マックス・フェルスタッペン(レッドブル)のマネジャーであるレイモンド・フェルミューレンは、タイトル獲得がすでに決まっている長いシーズンの終わりに、彼のドライバーも疲労困憊していることを認めた。
●【2023F1第22戦ラスベガスGP】開催スケジュール・全セッションの結果
「マックスは純粋で、自分に正直で、思ったことをそのまま口にするだけだ」と彼は『De Telegraaf(テレグラーフ)』紙に語った。
「彼のような偉大な人物を私たちは大切にすべきだと思う」
「彼らはまだドライバーであり、俳優ではないことを忘れないでほしい。マックスはただ、このことすべてにとても違和感を感じているんだ。それに、多くの人が、おそらくすべての人がそうではないだろうが、彼の実直な性格を評価しているのだと思う」。
マネージャーのフェルミューレンはこう続けた。
「マックスのバッテリーはほとんど空っぽなことに気がついた。彼だけでなく、チームの多くの人がそうだ。移動と時差が影響している」。
フェルミューレンはフェルスタッペンのハードスケジュールを次のように説明している。
フェルスタッペンはシミュレーター・トレーニングのために“ブラジルからイギリスへ”飛び、金曜日にはスポンサーのEAスポーツのためにフランスへ、土曜日にはスイスに、そして月曜日にはラスベガスに向かい、「火曜日の朝からPRマシンがスタートした」のだという。
F1ラスベガスGP後は「月曜日に帰国し、最終戦に向けて水曜日にアブダビでまたPRの日が待っている」という。
さらに最終戦を終えても旅は続く。
「レース後はホンダのために東京(ホンダサンクスデー)へ行き、ハイネケンのためにアムステルダムへ行き、バクーではFIAの表彰式があり、イギリスではレッドブルのイベントがある。そしてすぐクリスマスを迎え、1月15日にはまたトレーナーがやってくる」
「26歳の青年にとって、それは簡単なことではない。確かに、彼はそれで大金を稼いでいるが、それはお金だけの問題ではないんだよ」とフェルミューレンは付け加えた。