フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)は、元チームメイトのエステバン・オコン(アルピーヌ)と再び口論になったにもかかわらず、かつて所属していたアルピーヌへの愛情を強調した。
■あいつは何も変わってないがルノーは常に心の中にある
F1ブラジルGPでの衝突事故後、フランス人のオコンがアロンソを「クソバカ」呼ばわりしたことに対して、アロンソは反撃に出た。
「ああ、あいつが言ったことは聞いたよ。彼はまだ未熟で、物事の見方は変わっていない。でも、まぁ、他にも変わってないことはあるよ。彼は去年と同じように僕の後ろから出てきて、そこに留まっていたんだ」
2度のチャンピオンに輝いたアロンソのコメントは、コース上で2台のアルピーヌと遭遇したときの粘り強い挑戦もほのめかし、「アルピーヌがいるときはいつも、特に注意しなければならないんだ」と冗談を言った。
しかし、この緊張関係にもかかわらず、アロンソはエンストン拠点のかつてのチームに対して尊敬の念を持ち続けていると、『GQ』誌の最新号でこう語った。
「僕はアルピーヌを尊敬しているんだ。僕に2度のワールドチャンピオンを与えてくれたチーム(ルノー)だからね。だから常に僕の心の中にあるんだ」
■アストンマーティン移籍は正しかった
しかし、現在のチームと比較してアルピーヌのパフォーマンスに感情的な投資を続けているにもかかわらず、アストンマーティンへの移籍は間違いなく正しい決断だったと考えている。
彼ら(アルピーヌ)が後ろにいるのだから、自分の決断が正しかったという安堵感が常にある」とアロンソは語った。
アロンソはまた、今年のチーム序盤の好結果は、おそらくアストンマーティンのチーム開発状況にとっては「少し早すぎた」サプライズだったとも考えている。
また、批判を浴びている新チームメイトのランス・ストロールについては擁護した。
「ランスが多くのポイントを失った場面はいくつかあった。5番手につけていたジェッダでのエキゾーストの故障や、鈴鹿でのポイント争い中のリアウイングの故障だ」
■引退は?
最後にアロンソは、42歳になっても続く引退説を否定した。
「新鮮な気分だし、速いと感じている。アストンマーティンとの旅を楽しんでいるよ。まだ引退する時期ではないね」。