9月23日(土)、F1第17戦日本GP(鈴鹿サーキット)の2日目は7万9千人が見守る中で予選が行われ、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)が圧倒的速さでポールポジションを獲得した。2番手は鈴鹿サーキットで初めての予選に臨んだオスカー・ピアストリ(マクラーレン)、3番手はランド・ノリス(マクラーレン)で、鈴鹿で数々の伝説を作ってきた名門マクラーレンが日本のファンの前で速さを見せた。
●【2023F1第17戦日本GP】全セッションの結果・開催スケジュール
■アルファタウリF1:予選9番手、11番手
アルファタウリF1のジョナサン・エドルズ(チーフ・レース・エンジニア)が、アルファタウリF1の予選を振り返った、角田裕毅がQ3に進出して9番手、リアム・ローソンはあと少しでQ3進出を逃したものの11番手だった。
「エンジニアたちは、FP2で一歩後退し、期待されたペースを発揮できなかった理由を理解するために、一晩中多くの分析作業を行った。その結果、FP3で評価するためにセットアップをいくつか変更することになった。この変更によってマシンは改善されたが、ミディアムタイヤとソフトタイヤのセットというタイヤの使い方が、予選のために何を節約したいかを決定づけた。プラクティスでは、ほとんどのマシンがソフトコンパウンドを2セット履いていたからだ」
「ソフト・コンパウンドから最大限の力を引き出すことができなかったので、予想路面温度が低い中で予選にどう臨むかを理解するための作業が必要だった。両ドライバーともソフトコンパウンドを5セット持っていたので、リアムにとって最も安全なのはQ1でソフトタイヤを3セット使うことだと判断した。2回目の走行のアウトラップで赤旗が出たが、再スタート後はピットストップを挟んで2回走れる時間が残っていた。チームはこれにうまく対応し、2台とも難なく通過できたんだ」
「Q2ではドライバーたちが全力を尽くした。我々が争っていたエリアは非常に接近していたが、新しいソフトタイヤを追加でセットしていたことで、ユウキがQ3進出を果たすのに十分なパフォーマンスを引き出すことができたが、リアムは(アロンソに)わずか0.043秒差で負けた」
「風が少し強くなって、Q3ではQ2のラップを更新することができなかった。終わってみれば、予選では前を行くメルセデスにコンマ1秒差まで迫り、(アルファタウリF1は)中団グループをリードしている。チームはAT04の開発と改良を続けていることを誇りに思うはずだ」
「明日は路面温度が高く、燃料も重いので、タイヤのデグラデーションが大きな課題になるだろう。ハード・コンパウンドが1セットしかないことで、ほとんどのチームより少し不利になるが、制約の中でレース結果を最大化するための戦略を練っていく」。
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