ダニエル・リカルド(アルファタウリ)がセルジオ・ペレス(レッドブル)の後継者候補としてレッドブルからオーディションを受けている。
これはF1関係者や放送局の評論家ではなく、メルセデスF1代表のトト・ヴォルフの主張だ。
■デ・フリースがメルセデスF1に打診
ハンガリーGPに先立ち、メルセデスのエンジニアリングボスであるアンドリュー・ショブリンは、アルファタウリを解雇されたニック・デ・フリースをチームに迎え入れる余地があるかもしれないと示唆した。
オランダ人のデ・フリースは2023年にレッドブルと契約する前はメルセデスのリザーブドライバーで、今週初めにモナコのカフェでヴォルフと一緒にいるところを目撃されている。
ヴォルフはハンガリーで『Sky Deutschland(スカイ・ドイツ)』にこう語った。
「彼は月曜日の朝に私に電話をかけてきて、コーヒーを飲む時間があるかどうか尋ねてきた。私はそうしたし、できる限り彼をサポートするつもりだ」
「しかし、我々に居場所がないのは明らかだ」とオーストリア人のヴォルフはルイス・ハミルトンとジョージ・ラッセルのレースシートを指して付け加えた。
ヴォルフは、28歳のデ・フリースにはアルファタウリで“もっと時間”が必要だったと考えている。
「F1は厳しい世界であることはわかっている。彼らはダニエル・リカルドがチェコ(ペレス)の後継者になれるかどうか、ベンチマークを持ちたかったのだろう」
「私はニックのファンだ。彼は常にクルマの開発に多大な貢献をしてきたが、彼にはもっと時間が必要だったのかもしれない。もし彼にシーズンを通して時間を与えていたがどうなっていたか誰にもわからない。もしかしたら、彼はレッドブルのシートの良い候補になっていたかもしれないが、それは我々の問題ではない」。