F1第12戦ハンガリーGP(ハンガロリンク)から、アルファタウリF1はニック・デ・フリースに代えて34歳のダニエル・リカルドを起用する。
●【2023F1第12戦ハンガリーGP】開催スケジュール・全セッション結果
F1で8勝を含む表彰台32回の経験を持つ大ベテランのリカルドが、角田裕毅のチームメイトとしてF1レギュラードライバーに復帰し、最下位のアルファタウリF1をドライブしてどこまで活躍できるのかに注目が集まっている。
リカルドにとっては、F1で3年目の角田裕毅に勝てなければレッドブルへの昇格はないため全力で挑んでくるだろう。また、角田裕毅にとってはリカルドに勝てばF1界での評価は一気に上がり、トップチームから声が掛かるチャンスとなり、どちらも負けられないチームメイトバトルが見られそうだ。
■ダニエル・リカルド(アルファタウリ)
「戻ってこられて嬉しいよ。レッドブル・ファミリーとはいつもそうだけど、声がかかったらすぐに飛びつかないといけないんだ」
「アルファタウリへの移行はスムーズに進んだよ。先週、ファエンツァに戻ってきた。10年前にこのチームで最後にレースをした時とはファクトリーもずいぶん変わったけど、まだ懐かしい顔がたくさんいて、これからのレースに向けて準備する中で家にいるように感じたよ」
「先週のシルバーストーンでのタイヤテストでレッドブルをドライブした時、すべてがとても普通に感じられたんだ。アルファタウリのクルマはそのままの状態でドライブして、それから仕事をするつもりだ。あまり先入観を持ちたくないんだ。バランスが取れていると感じられるクルマなら、それで仕事ができると思う。クルマに飛び乗っていきなり走り出すのはチャレンジになるけど、楽しみだよ」
「自分の経験を活かしてクルマを開発していくことも楽しみだよ。そして最終的には、ブダペストではとにかく楽しんで、左足よりも右足を使って、いい時間を過ごしたいね!」
「このサーキットで重要なのはリズムをつかむことなんだ。とてもたくさんのコーナーが組み合わされているからね。クルマのバランスが取れていれば、本当に楽しむことができるんだよ」。