セルジオ・ペレスの父親が、レッドブルには現F1チャンピオンであるマックス・フェルスタッペンの方を贔屓する方針があると考えるのは間違いだと主張した。
■レッドブルはフェルスタッペンを優先しているというの“憶測でしかない”
33歳のメキシコ人ドライバーであるペレスはレッドブルとの間に2024年までの契約を結んでいる。だが、F1関係者の中には、レッドブルは2028年まで契約を結んでいるフェルスタッペンの方を優先的に処遇しているのは間違いないと考えている者が多い。
しかし、ペレスの父親であり、現在はメキシコ連邦下院議会議員を務めているアントニオ・ペレス・ガリバイは、スペインの『Marca(マルカ)』に次のように主張した。
「それは嘘だ。はっきりさせておこう」
「レッドブルはプロフェッショナルなチームであり、2人のドライバーで勝利を目指しているんだ」
「彼らは、1周目から、あるいは練習走行から、2人のドライバーが1位と2位になることを望んでいる。誰かを贔屓するようなことはないし、それはすべて憶測でしかないよ」
「もしもドライバーのレベルが同じでなかったら、現在のような状況など存在すらしないだろう」
■ペレスに新たなステージを与えてくれたのがレッドブル
一方、レッドブルが昨年限りでマクラーレンのシートを失ったダニエル・リカルドを今季サードドライバーとして迎えたのは、ペレスに対してプレッシャーをかけるためだろうという噂もある。
だが、アントニオ・ペレスは、息子はF1でとても快適に過ごしており、あと10年はF1を続けられると主張している。
「チェコは自分の仕事を見事にこなしているし、今後10年間はF1にいることになるだろう」
「それはありがたいことだよ。2年前にはチェコにはもう仕事がなかった。だが、レッドブルが彼に与えてくれたこの新しいステージを見てほしい。チェコは世界中から注目されているし、世界中のあらゆるブランドにおける素晴らしいアンバサダーの1人だよ」
2020年シーズンを最後にレーシングポイントのシートを失ったペレスに、レッドブルが救いの手を差し伸べてくれたことに言及しながらそう語ったアントニオ・ペレスは、次のように付け加えている。
「これは、レッドブルのサポートのおかげだよ」