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フェルスタッペンがアストンマーティンとアロンソにコメント「今年のタイトル争いは難しいがレースで勝つ可能性はある」

2023年03月06日(月)19:54 pm

現F1チャンピオンであり、2023年F1シーズン開幕戦バーレーンGPでポール・トゥ・ウィンを達成してみせたマックス・フェルスタッペン(レッドブル)が、今年のフェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)には間違いなくレースで勝つ可能性があると語った。

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■王者レッドブルに次ぐ3位となったアロンソ

今年の公式プレシーズンテストで大きな注目を集めたアストンマーティン2023年型F1マシンだが、先週末に行われた開幕戦バーレーンGPでもその実力を証明してみせた。

昨シーズン限りでF1を引退したセバスチャン・ベッテルの後任としてアルピーヌからアストンマーティンへ移籍してきた2005年と2006年のF1チャンピオンであるアロンソが予選5番手から決勝をスタートし、見事にレッドブルのフェルスタッペンとセルジオ・ペレスに次ぐ3位表彰台をゲットしたのだ。

「最初のレースで2番目に優れたマシンがあるなんて、本当に現実離れしているよ」

そう語った41歳のアロンソは次のように続けた。

「昨年はレッドブル、メルセデス、フェラーリが飛び抜けていたし、同等のパフォーマンスを発揮してその差を縮めるには2年はかかるんじゃないかと思っていたんだ」

「少なくともここでは、僕たちはそれを8か月で達成したみたいだ」

■「これは最初の一歩だ」とアストンマーティンのオーナー

アストンマーティンのチームオーナーであり、世界的ファッションブランドを展開するカナダの大富豪であるローレンス・ストロールは、これはアストンマーティンの野望の始まりに過ぎないと主張している。

「数年前、私はこう言ったよ。F1タイトルを争えるようになるまで、あと5シーズンあるとね」

レース後のメディア取材でそう語った63歳のストロールは、次のように続けた。

「我々は、ファクトリーの従業員を400人から750人に増員したし、新ファクトリーも建設中だ」

「我々には、自分たちを勝利に導くためのビジョンとプロジェクトがある。これは最初の一歩に過ぎないよ」

■F1タイトル獲得にはビジョンと野心が必要だとアロンソ

レッドブルはすでに、アストンマーティンの2023年型マシンは、そのほとんどが自分たちのマシンコンセプトをコピーしたものだと非難している。

だが、その一方で、2022年に導入された新技術レギュレーションがついに各F1チームの力量差を小さくするという目的に向けて機能し始めたことを意味するものだと評価しているF1関係者もいるようだ。

しかし、アロンソは、それだけではないと次のように主張した。

「いや、ローレンス・ストロールのようなビジョンと野心、あるいは僕たちのリーダーシップと僕たちの管理手法が必要だと僕は思っている。なぜなら、チャンスは誰にでもあるんだけど、勝つためになら何でもするというチームは1つしかないように見えるからね」

■アストンマーティンがレースで勝つ可能性はあるとフェルスタッペン

今年は3年連続のドライバーズタイトル獲得を目指すことになるフェルスタッペンもそれに関してはアロンソと同じような考えを持っているようだ。

「(レギュレーションが)以前の世代であろうと、今回の世代であろうと関係ないよ」

「適任者たちが統括し、そして、彼らが本当に勝ちたいと思い、的確な人材を雇いさえすれば、何だって可能だよ」

そう語ったフェルスタッペンだが、アロンソが3度目のドライバーズタイトル獲得を真剣に考えられるようになるにはもう少し時間が必要だろうと次のように付け加えている。

「今年に関しては、彼らがタイトルに挑戦できると言うのは難しいね。だけど、間違いなくレースで勝つ準備は整っているよ」。

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