このほど、F1オーストラリアGPの開催地であるメルボルンのアルバート・パーク・サーキットが、F1開催契約を2037年まで延長したことが明らかとなった。
すでに2022年6月にはF1との間で2035年までの開催契約を結んでいたメルボルンだが、ビクトリア州のダニエル・アンドリュース州首相はこのほど、この契約をさらに2年延長し、アルバート・パークが「少なくとも2037年」までF1開催を続けることになると発表した。
■オーストラリアが開幕戦となるのは今後15年で4回
さらに、1996年に初めてF1カレンダーに加わって以来、メルボルンは伝統的に開幕戦を行ってきていた。しかし、新型コロナウイルスが大流行し始めた2020年のレースがキャンセルされてから今年3年ぶりにF1を開催したものの、それは第3戦に位置づけられていた。
アンドリュース首相は今回の声明の中でこのことに関して次のように語っている。
「この契約の一環として、メルボルンは2023年から2037年までの間に、少なくとも4年はF1シーズンの開幕戦を開催することになる」
■2024年のF1開幕戦はサウジアラビア
2021年と2022年にはバーレーンで開幕戦が開催されたF1だが、今後はサウジアラビアも開幕戦開催地に加ることになるようだ。
アンドリュース首相の声明には次のように書かれている。
「サウジアラビアが、ラマダンに敬意を払って2024年のF1シーズン開幕戦を開催することになる」
さらに、その声明では、これまでオーストラリアGPの地元プロモーターであるオーストラリアGPコーポレーションの責任者を務めていたアンドリュー・ウェスタコットが退任することも明らかにされている。