2021年と2022年のF1チャンピオンであるマックス・フェルスタッペン(レッドブル)は、世界最高峰二輪選手権であるMotoGPのバイクを試してみたいと考えている。しかし、レッドブルにはそれを許すつもりはないようだ。
11月27日(日)に栃木県のモビリティリゾートもてぎにおいて開催された『Honda Racing THANKS DAY 2022』に参加するために日本を訪れていたフェルスタッペンは、その会場でMotoGPのスターライダーであるマルク・マルケスと会い、彼がレースを戦っているホンダ製バイクのシートに座る機会を得ていた。
フェルスタッペンはその後、イタリアの『La Gazzetta dello Sport(ガゼッタ・デロ・スポルト)』に次のように語っている。
「僕はMotoGPを見るのが大好きだし、レースで勝つことができるチームがたくさんあるのも好きだよ。それは素晴らしいことだと僕は思う」
「彼ら(MotoGPライダー)はクレイジーだよ。身体全体を使っている彼らがどれほど強いのかに興味をそそられるよ。僕もこのバイクを試してみたいと思う。ストレートでのスピード、バイクの持つパワーをね」
「だけど、チームがそうさせてくれないんだ」
笑いながらそう語った25歳のF1チャンピオンは次のように付け加えた。
「もちろん、今、足を骨折しても、回復する時間はあると思うけれどね」
安全を確保するために、ゆっくりとバイクを走らせることを考えてもいいのではないかと提案されたフェルスタッペンは、「僕は自分のことはよく知っているよ」と答え、次のように付け加えている。
「もし、そうすることになったら、僕はプッシュするよ。問題は、何かまずいことが起こったときだね」