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【訃報】偉大な起業家でF1を変革してきた、レッドブル創業者ディートリッヒ・マテシッツ氏死去

2022年10月23日(日)7:12 am

レッドブルの共同創業者でオーナーのディートリッヒ・マテシッツ氏が78歳で亡くなった。

レッドブルは、5度目のF1コンストラクターズタイトル獲得を目指しているF1アメリカGP予選を前に、マテシッツの逝去を認めた。

マテシッツは1980年代半ばにレッドブルを設立し、エナジードリンクをマーケットリーダーに育て上げるとともに、さまざまなエクストリームスポーツを通じてブランドをアピールし拡大してきた。

■F1をマーケティングで活用して世界的に拡大

1990年代から2000年代初頭にかけてザウバーでF1に関わっていたマテシッツは、2004年末にジャガーチームを買収し、2005年シーズンから本格的にレッドブルチームとして再出発させた。

その後、イタリアの小規模チームだったミナルディを買収し、2006年からレッドブルのジュニアチーム「トロロッソ(現アルファタウリ)」を機能させ、多くのジュニアドライバー達にチャンスを与えてきた。

その後、デザイナーの第一人者であるエイドリアン・ニューイを起用し、セバスチャン・ベッテルというレッドブル初のドライバーを起用しながら、着実に事業を拡大し、ポールポジション、優勝、ワールドチャンピオンを獲得してきた。

ベッテルは2010年から2013年まで4年連続でドライバーズタイトルを獲得し、レッドブルも同年のコンストラクターズタイトルを獲得し黄金期を築いた。

■ホンダと組んでチャンピオン獲得

F1がターボ・ハイブリッド時代になると低迷していたが、ホンダとのタッグにより再び勝てるようになり、マックス・フェルスタッペンが2021年と2022年のドライバーズタイトルを獲得、2022年のコンストラクターズタイトルも間もなくという状態だ。

現在までに、レッドブルはF1において79回のポールポジション、89回の優勝、6回のドライバーズタイトル、4回のコンストラクターズタイトルを獲得している。また、現役ドライバーだけでも20人中8人がレッドブルと関わってキャリアを構築した。

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