F1第19戦アメリカGP(サーキット・オブ・ジ・アメリカズ)が2日目を迎え、フリー走行3回目(FP3)が気温28度、路面温度39度、風速7.8m/s、湿度44%、天候は晴れというコンディションで行われた。
●【2022F1第19戦アメリカGP】フリー走行3回目のタイム差、周回数
気温が高く南風がかなり強い状態だが、時間帯としては明日の決勝レースと同じ時間帯のため、予選・決勝前の最後の1時間は最終調整に忙しくなりそうだ。
このFP3は、FP1でルーキードライバーたちにシートを譲った数名のドライバーにとっては通常のプログラムをこなす時間となった。また、FP2はピレリの2023年プロトタイプのタイヤテストだったため、このFP3はセットアップにさらに忙しくなる。
■ルクレール、10グリッド降格
FP3のトップタイムはマックス・フェルスタッペン(レッドブル)、0.3秒差の2番手はシャルル・ルクレール(フェラーリ)、0.4秒差の3番手はカルロス・サインツ(フェラーリ)だった。
ルクレールは、ソフトタイヤでの走行に「とても、とても厄介なラップ」と語った。また、予選前に新しいエンジンとターボチャージャーを交換したため、10グリッド降格ペナルティが決まった。ランキング2位を争う立場としては厳しい。
年間ランキング2位を争っているセルジオ・ペレス(レッドブル)は4番手につけた。こちらもエンジン交換で5グリッド降格が決まっている。
上位2チームに続いたのはルイス・ハミルトン(メルセデス)、フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)、ジョージ・ラッセル(メルセデス)で、セバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)、ランス・ストロール(アストンマーティン)、ピエール・ガスリー(アルファタウリ)までがトップ10に入った。
これにバルテリ・ボッタス(アルファロメオ)、ランド・ノリス(マクラーレン)、エステバン・オコン(アルピーヌ)、ケビン・マグヌッセン(ハース)が続く。
■リカルド、ブレーキに違和感
15番手のダニエル・リカルド(マクラーレン)は、開始20分で「ブレーキペダルがなんかおかしい」と訴えてピットに戻った。「データ上は問題ない」と返されさらなる詳細情報を求められると「踏み込んだ時に最後が硬くなる」と伝えた。最後のブレーキの効き具合に違和感を感じたようだ。
これにレッドブルと同じくHRC(ホンダ・レーシング)サポートのパワーユニットを搭載しているアルファタウリF1の角田裕毅が16番手で続き、ウィリアムズ勢のアレクサンダー・アルボン、ニコラス・ラティフィはここにいる。
■シューマッハとジョウ・グァンユは技術的トラブルを抱える
19番手のミック・シューマッハ(ハース)は技術的トラブル(ERSウォーターポンプ)のため後半にようやくコースイン。ジョウ・グァンユ(アルファロメオ)も技術的なトラブルにより周回数は3周に留まった。
予選はこの後、日本時間7時から行われる。