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3年ぶりのF1日本GP、ホンダF1関連本が続々発売!F1の裏側を読んでから観戦すればF1はもっと楽しめる!

2022年10月05日(水)8:24 am

3年ぶりのF1日本GPに合わせて、ホンダF1関連の本が出版される。書籍または電子書籍を手にして鈴鹿サーキットへ行けば、F1日本GPをさらに楽しめるはずだ。読書の秋、F1ファンがF1の裏側を読み解くのに必須アイテムと言える。

■ホンダF1開発秘話ならこれ!

●ホンダF1 復活した最速のDNA 単行本 – 2022/10/7 NHK取材班 (著)(Amazon)

こちらは、Sakuraを中心とした開発メンバーを追いかけたNHK取材班が密着取材したドキュメンタリー番組を書籍化したもので、期待、挫折、焦燥、どん底から世界一を掴んだ技術者たちの舞台裏が描かれている。

また、鈴鹿サーキットのGPスクエアでは、土日に浅木泰昭氏と田辺豊治氏がトークショーを開催する予定だ。開発の陣頭指揮を執った2名のキーパーソンの生の声を聞けるチャンスだ。いつもは冷静な2名だが、気分が乗れば「ここだけの話」も飛び出るかも?

Prologue:奇跡のファイナルラップ
第1章;決意と覚悟と意地と
第2章:苦難から信頼へ
第3章:強力なパートナー
第4章:確執
第5章:受け継がれる本田宗一郎の「魂」

■ホンダF1のマネジメント側の話はこれ!

●勝利の流れをつかむ思考法 F1の世界でいかに崖っぷちから頂点を極めたか 単行本 – 2022/10/6 山本 雅史 (著)

こちらは、元ホンダF1マネージングディレクターの山本雅史氏によるマネジメント側での話が書かれている。

マクラーレン・ホンダとの“円満離婚”、そしてレッドブル・ホンダ。レッドブルレーシング代表を務めるクリスチャン・ホーナー、ヘルムート・マルコ、フランツ・トスト三氏への、山本氏自身による独占インタビューも掲載されている。

内容例:「ワイガヤ」にはほど遠かった両者の関係/「ウィリアムズ・ホンダ」復活という野望/「マクラーレンと“離婚”しましょう」/ザウバーF1との契約を白紙に戻した真意/部下の「働く喜び」は上司が準備できる/ホンダで学んだ「三現主義」の大切さ/理想のチームとは美しい“球体”だ/ ドライバ―を奮い立たせる「声かけ」のコツ/「放任主義」でチームもスタッフも成長する/「チェコは伝説だ!」が敷いた勝利への布石/感動的な「ホワイトレッドブル」誕生秘話/マルコも絶賛「ユウキの速さは本物だ」/日本人ドライバーが世界で勝てない理由/「いま」という時代に即した普及策を/一朝一夕に「政治の世界」には入れない……ほか

■全戦現地で取材を続けるジャーナリストがホンダF1の舞台裏を書く

●歓喜 ホンダF1 苦節7年、ファイナルラップで掴みとった栄冠 単行本(ソフトカバー) – 2022/3/24 尾張正博(著)

春に発売された書籍も紹介しよう。こちらは2021シーズン全戦現場で取材したF1ジャーナリスト尾張正博氏が、ホンダF1の戦いの舞台裏を克明に描いている。

■現役チーフレースエンジニア、小松氏から見えるF1の世界

●エンジニアが明かすF1の世界 単行本 – 2019/4/25 小松 礼雄 (著)

こちらは、ハースF1で活躍中の現役チーフレースエンジニア、小松礼雄氏の書籍だ。2019年発売だが、現代のF1チームの内部を垣間見ることができる。日本人として初めてF1チームの“現場監督”であるチーフレースエンジニアに抜擢された小松氏の視点から見えるF1の世界とは?

■鈴鹿サーキット「公式プログラム」

鈴鹿サーキットに行ったら、「公式プログラム」もお忘れなく!鈴鹿サーキットでしか買えないので記念品にもなる。過去には「売り切れだった」ということもあり、荷物になるだろうが見つけたら早めに確保することをお勧めする。

■F1日本GPのお供にF1雑誌や新聞も

F1も新時代になり、初めて訪れる若いF1ファンも多いようだ。スマホは便利で欠かせないものだが、サーキットの一日は長いため、情報を探せば探すほどバッテリーの減りも早くなる。しかもサーキットは街中と違い充電に苦労することになる。せっかくF1を満喫したいのにバッテリーを気にしていては十分に楽しめない。

そんな時にF1情報を得て知識を深めたいなら紙媒体がお勧め。「AUTOSPORT (オートスポーツ)」誌や「F1速報」誌、中日スポーツ紙(トーチュウ)といった紙媒体があると、セッション前後や夜間もF1を満喫できるだろう。

3年ぶりのF1日本GP、チケット価格は安くはないはずだ。せっかくチケットを購入できた幸運なF1ファンは、現地で存分に楽しんでもらいたい。また家で見守る組は、アップデートされる情報とこれら書籍を手にしながらF1の裏の裏まで深読みして楽しんではどうだろうか?

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