F1エミリア・ロマーニャGP(イモラ・サーキット)初日の午後に予選が行われた。ポールポジションを決める12分間のQ3は、路面が再び濡れたことから、全車インターミディエイト(グリーン)で走行を開始した。
●【2022F1第4戦エミリア・ロマーニャGP】予選Q1-Q2-Q3のタイム、周回数
セッション開始3分過ぎ、ケビン・マグヌッセン(ハース)がスピンしてグラベルに入ったもののギリギリのところでクラッシュは避けられ、ピットに戻ることができた。ここで12分間の予選Q3は残り8分51秒で赤旗中断となった。Q1、Q2に続く3回目の赤旗中断だ。
セッション再開後、今度はバルテリ・ボッタス(アルファロメオ)がターン16のコース脇でクルマを止めてしまい、イエローフラッグから残り2分58秒で4回目の赤旗中断に変わった。
このイエローフラッグが出たタイミングでボッタスの横を通過したフェルスタッペンは一瞬アクセルを緩めたが、ファステストラップをマークした。
セッション再開後、最後のアタックに出ていったが、今度はランド・ノリス(マクラーレン)がクラッシュし、残り38秒で5回目の赤旗中断。ここで予選は終了した。
難しいコンディションで争われた予選でポールポジションを獲得したのはマックス・フェルスタッペン(レッドブル)、2番手はシャルル・ルクレール(フェラーリ)、3番手はランド・ノリス(マクラーレン)だった。
レッドブルF1のセルジオ・ペレスは7番手だった。
■メルセデスがQ2敗退
ルイス・ハミルトン(メルセデス)は13番手、ジョージ・ラッセル(メルセデス)は11番手でメルセデスF1はQ2敗退となった。メルセデスF1がQ3進出を逃したのは2012年F1日本GP以来となった。
■地元アルファタウリはQ1敗退
レッドブルと同じくHRC(ホンダ・レーシング)のサポートを得て母国GPを迎えているアルファタウリF1は、角田裕毅が16番手、ピエール・ガスリーが17番手で、2台ともQ1敗退だった。