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マイアミにラスベガス・・・伝統的なグランプリの消失を懸念するF1ドライバーたち

2022年04月11日(月)5:59 am

F1ドライバーたちは、F1が新しい市場に進出することで、最も歴史的な開催地のいくつかがカレンダーから消えてしまうことを懸念している。

F1は今年、アメリカのマイアミを含む前代未聞の23のサーキットで開催され、さらに2023年からは、ラスベガスの伝説的な「ストリップ」を舞台にしたレースも予定されている。

■伝統的なサーキットが消える?

一方で、F1が世界中で拡大することでポール・リカールやスパ・フランコルシャン、モナコが犠牲になるのではないかといううわさもパドックで飛び交っている。

「つまり、これらはビジネス面では正しいことなんだ」と、アストンマーティンのランス・ストロールはメルボルンで語った。

「しかし、ドライブに最適で、長い間通ってきた伝統的なサーキットが脅威にさらされ、消滅する可能性があるのは間違いなく残念なことだ」

■オコン、フランスGPのために尽力

フランス人のエステバン・オコンは、ポール・リカールをカレンダーに残すために「できる限りのことをする」と宣言している。

「正確な状況はわからないけど、今のところ脅威にさらされているというのはうれしくないね」

「ドライバーもチームも、そしておそらくF1も、みんな同じ意見を持っていると思う」とオコンは付け加えた。

■シャッフル開催案も

将来のF1カレンダーは、伝統的なサーキットを中核としつつ、その他のレースは毎年他の開催地の間でローテーションされるという案も出ているようだ。

フェラーリのカルロス・サインツはこう語った。

「将来的には妥協点を見い出せるといいんだけどね。そうすれば、いつも行っている場所に戻ってくることができるから」

「ビジネスはビジネスだし、リバティもF1もやるべきことはやるだろう」

「でも、ヨーロッパは僕らの遺産がある場所だし、毎年じゃなくても、戻り続ける必要があると思うよ」

アルピーヌのオットマー・サフナウアー代表は、土曜日に次のように語った。

「伝統とスポーツが始まった場所との間で、良いバランスを取る必要があると思う」

「でも、F1がその仕事をうまくこなしてくれると思うし、最終的にはいいバランスになると思う」

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