2022年2月18日の日本時間18時、メルセデスAMGペトロナスF1チームは新レギュレーションに合致させた2022年のF1カー『メルセデスAMG W13 Eパフォーマンス』を発表した。
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■98%が新設計
2022年からの大幅なレギュレーション変更により、1年半のハードワークの末に完成したW13は、チャンピオンを獲得し続けてきた最強マシンの先代モデルからの引用は最小限になり、フロントの先端から細部にいたるまで98%新しく設計されたマシンだという。
■メルセデスAMG F1 W13 Eパフォーマンスとは
2022年の新車は「メルセデスAMG F1 W13 Eパフォーマンス」と名付けられ、W13は2010年のF1再参戦以来、メルセデスAMGワークスチームが生産した13台目のマシンであることを表している。
「Eパフォーマンス」テクノロジーラベルは、チームとメルセデスAMGの密接な協力関係の継続を意味し、すべての新型AMGパフォーマンス・ハイブリッドカーにこのラベルが採用されている。
■トト・ヴォルフ(チーム代表兼CEO)
「ハイブリッド時代への最後の大きなレギュレーション変更時にはかなり良い成績を収め、2017年にナローカーからワイドカーになった時も良い成績を収めました」
「良い実績がある一方で、私のメッセージは明確です。今年のパフォーマンスは過去の成功に頼ってはいけない。しかし2022年に向けて最高の仕事をするために、私たちの人材、文化、構造、そして考え方に頼ることができます」
■ラッセルが新加入
2022年シーズン、W13のステアリングを握るのは、F1最多タイ7冠のルイス・ハミルトンとジョージ・ラッセルの新しいパートナーシップだ。新加入のラッセルはメルセデスのヤングドライバープログラムを卒業し、8度のワールドチャンピオンに輝いたメルセデスAMGワークスチームにステップアップした。
■ハミルトンがこれほど決意を固めたのを見たことがない
トト・ヴォルフは「彼(ハミルトン)がこれほど決意を固めたのを見たことがない」と次のように語った。
「ルイスは世界最高のドライバーであり、ジョージという若い世代で最も優秀で有望なドライバーが加わった。2人はパートナーシップを築き、必要不可欠な新車開発のための生産性を高め、同時に健全な競争を維持することで、彼らやチーム全体のモチベーションを高めることができると確信している」
ルイス・ハミルトンの2022年シーズン前までに、103勝、103回のポールポジション、182回の表彰台を獲得し、史上最多8度目のワールド・ドライバーズ・チャンピオンを目指している。
■ラッセルは仕事に集中している
「ジョージは、目の前の仕事に打ち込んでいる。ファクトリーで、シミュレーターで、エンジニアと一緒に作業しているのを見たよ。このチームは常に彼のホームであり、そのため我々のためにドライブすることへの移行は非常にスムーズだ」とトト・ヴォルフは語った。
ジョージ・ラッセルは、2017年の初めにメルセデスのヤングドライバープログラムに参加し、同年GP3チャンピオンになるなどジュニアカテゴリーで素晴らしい成績を収めてきた。