F1第7戦フランスGP(ポールリカール)決勝レースを終え、ホンダF1の田辺豊治(ホンダF1テクニカルディレクター)が次のようにコメントした。
●【F1第7戦フランスGP】決勝レースのタイム差、周回数、ピット回数
■田辺豊治(ホンダF1テクニカルディレクター)
ホンダF1の決勝レース結果:優勝、3位、7位、13位
「今日のフランスGP決勝は、レッドブル・レーシング・ホンダのフェルスタッペン選手が優勝、ペレス選手が3位表彰台と、レッドブル・レーシング・ホンダとして2人のドライバーが表彰台に上がるとともに、モナコ、アゼルバイジャンに続く3連勝を飾ることができました」
「ポールポジションからスタートしたフェルスタッペン選手は、一度は2番手に下がったものの、メルセデスと異なる戦略を採り、ラスト2周でハミルトン選手を逆転。見事なパフォーマンスで優勝を獲得しました」
「終始4番手を走行していたペレス選手も、先行する3台との間隔を上手く見計らいながらレースを組み立てて、終盤ボッタス選手を抜いて3位フィニッシュ。マシンのパフォーマンス、ドライバーの腕、チームの戦略などすべてが上手く噛み合い、本当に素晴らしいレースになりました」
「スクーデリア・アルファタウリ・ホンダのガスリー選手も粘り強い走りを続けて7位、5戦連続で入賞を果たし、安定した力を見せています」
「Q1でのクラッシュから、車体側のパーツを交換したためにピットレーンスタートとなった角田選手は最後尾からいくつものオーバーテイクを見せて13番手と、昨日の予選から巻き返しを見せてくれました」
「今週末のパフォーマンス状況から予想されていた通りに、非常なタフなレース展開になりましたが、それぞれがきっちりとやるべきことを果たし、このような結果を得られたことはこの先シーズンを闘う上で大きな励みになります。またすぐにレースがやってきます、オーストリアでの2連戦に向けてこの勢いを維持していきたいと思います」