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【レッドブル・ホンダ】バクーでのペレスは「期待以上だった」とチーム代表

2021年06月08日(火)17:56 pm

セルジオ・ペレスが2022年もレッドブルのシートをキープするチャンスが膨らんできているようだ。

●【F1第6戦アゼルバイジャンGP】決勝レースのタイム差、周回数、ピット回数

2018年シーズンを最後にダニエル・リカルド(現マクラーレン)がルノーへ移籍したことからレッドブルではその後ピエール・ガスリー(現アルファタウリ)やアレクサンダー・アルボンをマックス・フェルスタッペンのチームメートに据えたものの、いずれも十分な速さを示すことができずに終わってしまっていた。

こうした中、レッドブルは2021年シーズンにはF1で10年の経験を持つメキシコ人ドライバーのペレスを起用することを決定。シーズン序盤こそ慣れないレッドブル・ホンダF1マシンでやや苦戦を強いられていた31歳のペレスだが、先週末にバクー市街地サーキットで行われた第6戦アゼルバイジャンGPでは6番グリッドからスタートして見事に優勝を飾っている。

「セルジオがバクーではうまく走っていたのを知っていたが、実際に彼がどれほどの強さを示すのかは分からなかった」

レッドブルのチーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーはそう語ると次のように続けた。

「彼は最初のプラクティスセッションから速さを示していたし、予選で唯一のミスを犯しただけだった。しかし、レースでの彼のペースは驚異的だったよ」

「ピットストップに少し時間がかかっていなければ、彼はフェルスタッペンのあたりでコースに復帰していただろう。前にほかのクルマがいないときの彼はそれほど速かったんだ」

「非常に感心させられたよ」

ホーナーはさらに、ペレスがレース中ずっと現F1チャンピオンであるルイス・ハミルトン(メルセデス)を後ろに従えながら、うまく押さえ込んでみせたのはまさに「一流」の仕事だったと賞賛し、次のように続けている。

「彼は期待以上の働きをしてくれた。ついに表彰台を狙えるドライバーが2人になったし、使える矢が1本増えたことになる」

「2人のドライバーが常に多くのポイントを獲得できる、それこそ我々が望んでいたことだった。彼が過去何週間かにわたってチームと共に懸命に取り組んできたことが報われたのをとてもうれしく思うよ」

ペレスとレッドブルが結んでいる現在の契約は2021年の1シーズンだけだ。しかし、バクーでの活躍もあり、ペレスが2022年の契約延長を勝ち取る可能性がかなり高くなったものと考えられている。

その可能性について質問されたホーナーは次のように答えた。

「その質問に答えるには、まだ時間がたっぷりあるよ」

「だが、セルジオは素晴らしい仕事をしている。彼はただそれをやり続ければいいんだ」

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