カルロス・サインツ(フェラーリ)は、マクラーレンが21歳のイギリス人ドライバーであるランド・ノリスとの契約を延長したのは当然のことだと考えている。
サインツとノリスは2019年から2020年まで2年間にわたってチームメートとしてマクラーレンで戦ってきた。2019年には5年目のF1を迎えていたサインツがデビューイヤーだったノリスを大きく上回る成績を残したが、2020年にはノリスがかなりの成長を見せ、サインツにかなり肉薄する成績を収めている。
そして、サインツは今季フェラーリに移籍。ノリスは新たにルノーから移籍したダニエル・リカルドをチームメートに迎えている。
そして、リカルドがまだマクラーレンF1マシンへの適応に苦しんでいるとは言え、ノリスは第2戦エミリア・ロマーニャGPで3位表彰台に上るなど、高い評価を受けているリカルドをしのぐパフォーマンスを見せている。
そして、このほどマクラーレンはノリスとの契約を延長し、2022年から複数年に及ぶ新契約を結んだことを発表した。
サインツは、ノリスはそれだけの価値があるF1ドライバーだと今週末に今季のF1第5戦が開催されるモナコで次のように語った。
「同じレベルで戦っているドライバーたちのグループがあるけれど、ランドもそこに含まれるよ」
「彼らはみんなF1チャンピオンになれるだけの力を持っている。彼らに必要なのはタイトルを狙う力のあるクルマだけさ」
「ほかの多くのドライバーたちも同じだよ。F1のレベルはすごく高いから、残念ながら、僕たちドライバーにできることよりもチームとしてどれだけのことができるかということの方が重要なんだ」
現在はシャルル・ルクレールという手強いチームメートと共に戦っているサインツはそう語ると、次のように続けた。
「だけど、ランドはレースに勝ち、マクラーレンをトップに引き上げることができるだけの能力を持っていると思うよ」