レッドブルのチーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーが、2021年型レッドブル・ホンダF1マシンに装着された新リアウイングは完全に合法だと主張した。
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先週末に行われたF1スペインGPの舞台となったバルセロナ-カタルーニャ・サーキットで、ルイス・ハミルトン(メルセデス)がレッドブルのF1マシンに装着されている“曲がりやすいウイング”がマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)にストレートでアドバンテージを与えていたようだと語っていた。
ホーナーは、そのハミルトンの発言はメルセデスのチーム代表であるトト・ヴォルフの入れ知恵だったのではないかと推測しているようだ。
「それはすでにトトが私に指摘していたことだったからね」
オランダの『RacingNews365(レーシング・ニュース365)』にそう語ったホーナーは次のように付け加えた。
「それがルイスの意見だったのかどうかは疑わしいと思っている。誰かの影響を受けたものじゃないかな」
いずれにせよ、ホーナーはその“曲がりやすいウイング”は実際のところ完全に合法なものだと主張している。
「もちろんマシンは様々な検査を受けるし、ウイングの柔軟性もチェックされている」
「こうしたパーツは様々なテストを受けてそれに合格する必要があるんだ」
ホーナーはそう語ると次のように付け加えた。
「FIA(F1統括団体の国際自動車連盟)は我々のマシンに完全に満足しているし、様々な厳しい検査をすべてクリアしているんだ」