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【メルセデス】2020年型F1マシンの改良は終了。視線はすでに2021年以降に

2020年10月16日(金)17:23 pm

トト・ヴォルフ(メルセデス/チーム代表)が、メルセデスではすでに2020年型F1マシンの開発を終了したことを明らかにした。

パワーユニットと呼ばれるハイブリッド方式の現行F1エンジンが導入された2014年以来ここまで6年連続でF1タイトルを独占し続けているメルセデスだが、今季も実際のところタイトル獲得に王手をかけている状況となっている。

残り6戦となった2020年F1シーズンだが、ドライバーズタイトル争いは今季7勝をあげているルイス・ハミルトンが2番手のバルテリ・ボッタス(メルセデス)に69ポイント、3番手のマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)に83ポイントの差をつけている。

コンストラクターズタイトル争いもメルセデスが2番手レッドブル・ホンダに180ポイントもの大差をつけており、メルセデスにとっては残りのレースをそつなくこなすことさえできれば両タイトルを獲得できるのはほぼ確実だ。

こうした中、ヴォルフはドイツの『Speed Week(スピードウィーク)』に次のように語った。

「だいぶ前からクルマには何も改良を加えていないんだ」

「そうするにあたってはかなり考えたよ。どのシーズンだろうと、現在のマシンの開発を早めに終わらせる余裕があるわけではないからね。だが、我々は2021年と2022年に完全に焦点を合わせようと決めたんだ」

一方、現時点での最大のライバルであるレッドブルのヘルムート・マルコ(モータースポーツアドバイザー)は、自分たちは全力で2020年型マシンの開発を続けていると語っている。

ニュルブルクリンクで先週末に行われた第11戦アイフェルGPではマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)がメルセデス勢との差を明らかに縮めたが、これはその開発の効果が現れたものだと考えられている。

ヴォルフも、このまま行けばシーズンの終わり頃にはレッドブル・ホンダが自分たちに追い付いてくる可能性は十分にあると示唆し、次のように語った。

「これまでも何度か我々が非常にいい形でシーズンをスタートし、中盤でもそれを維持したが、最後にはライバルたちが追い付いてきたことがあった。それは彼らが開発を続けているからだよ」

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