アレクサンダー・アルボン(レッドブル・ホンダ)は、スチュワードがスポーティングレギュレーション違反のためにこれ以上の行動を取らないことを決定したことで、F1第3戦ハンガリーGP決勝レースで苦労して獲得した5位をキープできた。
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今回のレッドブル・ホンダは、レース前に様々なドラマがあった。マックス・フェルスタッペンはクラッシュ、アルボンは路面を乾かしていたというのだ。
レース前、チームはコース上が湿っていたため、車のエンジンとブレーキを冷却するために使用するブロワーを使用して、アルボンの13番グリッドを乾燥させていたと言われている。
技術代表のジョー・バウアーがこの件を報告した後、スチュワードは調査し、レッドブルの担当者も機材を提供した。
そしてスチュワードは「スチュワードはビデオによる証拠を検討し、競技者が路面のグリップを変えようとはしていなかったという結論に達した」と声明を発表した。
結果として、アルボンとレッドブル・ホンダは5位を確定させた。これで12レース中10回目となるトップ6フィニッシュとなった。
スチュワードが決定を下す前にこの件についてレッドブルチームのクリスチャン・ホーナー代表は『Sky Sports F1(スカイ・スポーツF1)』に次のように語った。
「それは問題ではないはずだ。彼らは車の冷却を保つためにブレーキダクトに送風機を吹き付けているんだ」
「驚いたよ。明らかに誰かが声を上げたのだけど、それでも(トラックは)かなり濡れていたようだ」
スチュワードの検証風景はカメラで捕らえられていたが、路面を乾かすことが目的ではなかったことがハッキリしたようだ。
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