F1第3戦ハンガリーGPが2020年7月19日(日)3日目を迎え、ハンガリーの首都ブダペスト郊外にあるハンガロリンク(1周4.381Km)で決勝レースが行われた。
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■ホンダF1:決勝レースレポート
ウエットコンディションでのスタートとなったハンガリーGPの決勝レースは、アストンマーティン・レッドブル・レーシングが素晴らしいチームワークを見せ、マックス・フェルスタッペンが2位表彰台、アレクサンダー・アルボンが5位フィニッシュを果たしました。
■レース前にクラッシュ!
フェルスタッペンは、インターミディエイトタイヤを履いてスタート前に各車がグリッドへと向かうレコノサンスラップに出ましたが、ターン12でクラッシュを喫し、左フロントのサスペンションとフロントウイングを破損。
レッドブル・レーシングのメカニックは、すぐに修復に取りかかると、スタート前定刻の30秒前に作業を完了し、レースへと送り出しました。
■素晴らしいレース展開
フェルスタッペンは、メカニックの働きに応えるように、見事なスタートを決め、2台のフェラーリ、そしてレーシングポイントのランス・ストロールをかわし、7番手から3番手へポジションアップします。
スタート直後から路面コンディションが急速に回復し、スクーデリア・アルファタウリ・ホンダのダニール・クビアトは、1周目の終わりにピットイン。ドライ用のソフトタイヤへ交換します。
アルボンとピエール・ガスリーは3周目にピットイン。フェルスタッペンは4周目にタイヤを換え、ストロールの前の2番手でコースに復帰しました。
13番手からスタートしたアルボンでしたが、この序盤のピットストップを終えて9番手までポジションを上げます。さらに、11周目にはセバスチャン・ベッテル、18周目にはシャルル・ルクレールと、2台のフェラーリをオーバーテイクして7番手まで浮上しました。
その直後、クビアトは2度目のピットインでハードタイヤに交換。一方で、ガスリーはギアボックスにトラブルを抱えてピットに戻ると、そのままリタイアとなりました。
■アルボン、ベッテルを攻略
アルボンも、34周目に再度ピットインしてハードタイヤに交換。ベッテルの後方でコースへ戻ったため、再度の追い上げへ。5周のバトルを経て、ターン2でオーバーテイクに成功すると、5番手でレースを進めます。
■フェルスタッペン、2位を守り切る
一方、2番手を走行していたフェルスタッペンは、ピットタイミングが異なるバルテリ・ボッタス(メルセデス)に迫られます。最後は約0.7秒差まで近づかれましたが、フェルスタッペンは自分のペースを守って追撃を振りきり、2戦連続の表彰台となる2位でチェッカーフラッグを受けました。
アルボンも、2戦連続のポイント獲得の5位でフィニッシュ。クビアトはハードタイヤに交換後52周を走りきり、12位で完走。最後はルクレールに約5秒差まで迫りましたが、オーバーテイクのチャンスは訪れませんでした。
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