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「2021年のF1マシンは今年のものより遅くなる」とレーシングポイント技術責任者

2020年06月22日(月)19:43 pm

レーシングポイントのテクニカルディレクターを務めるアンドリュー・グリーンは、2021年のF1マシンは今年よりも遅くなる可能性があると考えている。

新型コロナウイルスの影響を受けてシーズンを予定通り開幕することができなかったF1は、コスト削減のために2021年に予定されていた新技術ルールの導入を2022年に延期することを決定。そして2021年は2020年型F1マシンで戦うこととし、そのマシンの開発は基本的に「凍結」されることになっている。

だが、F1では複雑な「トークン」制度を用いてマシンに一定の改善を行うことは認めることが決定している。

こうした中、来季からアストンマーティンと名前を変えることになっているレーシングポイントのグリーンは、ドイツの『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』に次のように語った。

「それはいいシステムだと私は思う。だが、もっと速やかに導入されるべきだったよ」

「すべてを検討するには時間が足りないよ。それをすべて理解するためには非常に多くのリソースをあてがう必要がある」

「うっかりルールを破るようなことにはしたくないからね。そんなことをしたらレース週末から除外されてしまうことになるだろう」

開発が非常に限定されるとは言え、2021年にも今年のマシンを使うことになるわけであり、パフォーマンスが低下するとは考えにくそうだ。しかし、グリーンはマシンのフロア部分の空力効果を削減するルール修正も同時に行われることから、実際には来季のマシンは今年よりも遅くなるはずだと次のように付け加えている。

「それによって失うダウンフォースを埋め合わせることができるチームがあるとは想像しがたいよ」

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