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2020年のF1マシンに描かれる“虹”の意味は？

今年最初のF1グランプリ開催まであと10日ほどとなったが、2020年シーズンを戦うF1マシンには“虹”が描かれることになるようだ。

F1は、2020年シーズンの開幕に先立ち、新型コロナウイルスや最近大きな社会問題となっている人種差別問題など「社会が直面している大きな問題」に対して自分たちも一体となってその解決に取り組みたいと考えていることを示すために「WeRaceAsOne」というキャンペーンを展開することを発表した。

この「WeRaceAsOne」とは「ひとつになってレースを行う」という意味だが、F1マシンやサーキット周辺にこのキャッチフレーズとともにこのキャンペーンのシンボルとして“虹”が描かれることになるようだ。

F1最高経営責任者のチェイス・キャリーは次のように語っている。

「世界的スポーツとして、我々はファンの多様性や社会的懸念を示していかなくてはならない」

また、F1統括団体であるFIA（国際自動車連盟）もこのキャンペーンについて声明の中で次のように語っている。

「我々はこの重要な意思表示がファンを勇気づけ、ありがとうと言って我々に加わってくれるものと信じている」

マクラーレンは、F1マシンに虹とともに“End Racism”（人種差別を終わらせよう）というメッセージも描くことを明らかにしている。