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ウィリアムズがチーム売却の準備を開始

2020年05月29日(金)18:45 pm

ウィリアムズが身売りすることになるかもしれないと認めた。

2018年と2019年には2年連続でコンストラクターズランキング最下位に沈んだかつての名門チームウィリアムズだが、一昨年は1600万ドル(約17億円)の利益をあげていたものの、昨年はそれとほぼ同額の損失を計上したことを認めている。

そして、それは新型コロナウイルスの影響を受ける前の話だ。

ウィリアムズのマイク・オドリスコルCEOは29日(金)に発表した声明の中で、現在タイトルスポンサーを務めている『Rokit』が手をひくことになったと認めている。

ウィリアムズは昨年末にすでに同社のエンジニアリング部門を売却しているが、その声明にはさらに今後会社そのものを売却せざるを得なくなる可能性もあると次のように書かれている。

「ビジネスのために新たに資本を増強することや、小数株式の売却、あるいは企業全体を売却する可能性も含む大多数の株式売却などの選択肢が検討されている」

ウィリアムズはすでに「正式な売却手順」を監査するためのフィナンシャルアドバイザーとして『Allen and Co』と『Lazard』を指名しており、ウィリアムズ買収に興味がある者はそれらのいずれかに連絡するよう求めている。

「我が社はこの声明を出した時点においてはまだどこからもアプローチを受けておらず、少数の関係者たちと弊社への投資の可能性について予備的な話し合いを行っているところだ」

声明の中でそう明らかにしたウィリアムズは次のように付け加えている。

「多くの困難に直面しているものの、ウィリアムズは現在助成も受けており、2020年の(F1)カレンダーが認められたときにはレースを再開する準備が整っている」

F1コンストラクターズタイトル獲得9回、ドライバーズタイトル獲得7回という素晴らしい記録を持つウィリアムズだが、1997年にジャック・ビルヌーブを擁して両タイトルを獲得して以来、F1タイトルからは見放されてしまっている。

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