ルノーのCEOが今後もF1活動を継続すると明言した。
昨年起きた元最高責任者カルロス・ゴーンのスキャンダルに続き、今年に入ってからは新型コロナウイルスの影響を受けて深刻な経営危機に陥っているルノーだが、暫定CEOを務めるクロチルド・デルボが29日(金)に15000人の従業員を削減することで20億ユーロ(約2380億円)のコスト削減を行う計画であることを明らかにした。
しかし、デルボ暫定CEOはうわさされていたF1撤退に関してはこれを否定し、次のように語った。
「私たちは公式に今後もF1活動を続けることを確認します」
「コスト制限に関する新たなレギュレーションの発表は私たちにとって歓迎できるものですし、私たちは(F1に)留まります」
F1統括団体であるFIA(国際自動車連盟)は27日(水)に、当初2021年に1億7500万ドル(約189億円)で導入が予定されていたバジェットキャップ(チーム予算上限値)を1億4500万ドル(約156億円)に引き下げるとともに2022年には1億4000万ドル(約150億円)、2023年から2025年にかけては1億3500万ドル(約145億円)まで段階的に減額していくと発表していた。