セバスチャン・ベッテルが、自分はフェラーリのナンバー2ドライバーとして2020年シーズンを迎えるつもりはないと語った。
フェラーリは昨年、キミ・ライコネンに替えて若いシャルル・ルクレールをベッテルのチームメートに起用したが、ナンバー1ドライバーは2010年から2013年にかけて4年連続でF1チャンピオンになった実績を持つベッテルだと明言していた。
だが、実際にシーズンがスタートするとルクレールがベッテルをしのぐパフォーマンスを発揮。結果でもベッテルを上回ったルクレールが今や事実上のナンバー1ドライバーの位置を確保したのは間違いないだろう。
だが、ベッテル自身はそう考えてはいないようだ。
「僕はそんなふうには考えていないよ」
「僕は昨年も同じだったと思っているんだ。違うマシンが与えられていたわけじゃないしね。間違いなくそれが重要なことだよ。僕たちは同じクルマを手にし、同じチャンスが与えられていたんだ」
スペインの『Marca(マルカ)』にそう語ったベッテルは次のように付け加えた。
「僕は昨年決してそのことを疑わなかったし、シャルルだって疑っていたとは思わないよ。僕たちは1年を通じて平等だったし、今もそれは変わらないよ」