シャルル・ルクレール(フェラーリ)が、セバスチャン・ベッテルに関する最近のうわさを真に受けるつもりはないと語った。
先週末にレッドブルリンクで行われたF1オーストリアGPではレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンが劇的な逆転勝利を飾ったが、これによりベッテルはドライバーズランキング3番手の位置をフェルスタッペンに明け渡して4番手に下がってしまった。
ベッテルは2020年までフェラーリと契約を結んでいるものの、最近では今季限りでF1を引退してしまう可能性もあるのではないか、あるいは2014年まで所属していた古巣レッドブルに戻ることを考えているのではないかといったうわさもささやかれている。
そうした中、今季すでに2回ポールポジションを獲得し、その部分ではベッテルをしのぐ結果を残している21歳のルクレールはドイツの『Sport Bild(シュポルト・ビルト)』に次のように語った。
「彼がやめるとは思えないよ」
「彼をかばうつもりはないけれど、彼はこれまでになくやる気に満ちているように見えるし、チームのために最善を尽くそうと懸命に取り組んでいるよ」
「彼の仕事の仕方を見られるのはいいことだし、僕は彼がプレッシャーにうまく対応していると思っている。彼がこれまでに勝ち取ってきたタイトルを考えれば、常にプレッシャーがかかるものだからね」
レッドブル時代の2009年に史上最年少F1チャンピオンとなり、以降2013年まで4年連続でタイトルを獲得したベッテルについてそう語ったルクレールは次のように付け加えた。
「もし僕が彼に勝ったとしても、それによって彼がやめようと思うことはないと思うよ」