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【ホンダF1】来週末のフランスGPに新スペックエンジン投入か

2019年06月12日(水)17:31 pm

ホンダが来週末に行われる今季のF1第8戦フランスGPで新スペックエンジンを投入することになると報じられている。

ホンダはすでに4月に行われた第4戦アゼルバイジャンGPにおいて、レッドブルとトロロッソ両チームに今季のスペック2エンジンを投入している。

その際、レッドブル首脳のヘルムート・マルコ(モータースポーツアドバイザー)は、本来その新エンジンは第6戦モナコGPで投入する計画だったものを前倒しで投入したのだと明らかにしていた。

全21戦で行われる今季もPU(パワーユニット)と呼ばれるエンジンを構成するコンポーネントごとに年間に使用できる数が制限されており、ICE(内燃機関)、TC(ターボ)、MGU-H(熱エネルギー回生システム)が3基まで、MGU-K(運動エネルギー回生システム)、ES(バッテリー)、CE(電子制御システム)がそれぞれ2基までとなっている。

現時点では、レッドブルがすべて2基目のコンポーネントを搭載、トロロッソはそれに加えてICEはすでに3基目を搭載している。トロロッソのICEがレッドブルより多いのは信頼性の問題が懸念されたため第3戦中国GPにおいてICEの交換を行っていたためだ。

そして、このほどオランダの『De Telegraaf(テレグラーフ)』が、ホンダはポール・リカール・サーキットで行われる次戦フランスGPに新スペックエンジンを投入することになると報じている。

具体的にどのコンポーネントが投入されることになるのかは分からないが、仮にすべてのコンポーネントを交換することになれば、レッドブルとトロロッソのドライバーたちはグリッド降格を余儀なくされることになる。

だが、オランダ出身のマックス・フェルスタッペンは、現状を打開する糸口が見つけられるのであればグリッド降格もやぶさかではないと示唆し、次のように語っている。

「僕はホンダと一緒にやっている僕たちのプロジェクトを信じているんだ」

「僕たちはパフォーマンスを改善しようと懸命に取り組んでいる。今後のレースで僕たちがどういう位置にいるか、それが分かることになる」

そう語ったフェルスタッペンは次のように付け加えている。

「パワーが増し、クルマのバランスがよくなれば、状況はかなり違ってくるはずだよ」

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