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レッドブル首脳「自分たちが一歩進む間にメルセデスは二歩進んでいる」

2019年05月13日(月)17:14 pm

レッドブル首脳のひとりであるヘルムート・マルコが次戦F1モナコGP(26日決勝)に向けて、今週バルセロナで行われるインシーズンテストを有効に利用したいと語った。

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先週末に開催された今季のF1第5戦スペインGPではマックス・フェルスタッペンが開幕戦以来となる3位表彰台に上った。

■メルセデスの開発力は別格だとフェルスタッペン

フェラーリには勝利したフェルスタッペンだったが、開幕から5戦連続で1-2フィニッシュを遂げたメルセデスは現時点ではまさに別格だと次のように語った

「彼ら(メルセデス)以外には今季のクルマをどうすれば効率的に開発できるのか理解できているチームはないと思う」

「メルセデスを除けば、全チームがトラブルを抱えているようだからね」

■バルセロナでのテストに期待するマルコ

だが、レッドブルのモータースポーツアドバイザーを務めるマルコは、今後さらにマシンを改善していくことは可能だと主張している。

「今週行われるテストにすごく期待しているよ」

14日(火)と15日(水)の2日間にわたってバルセロナ-カタルーニャ・サーキットで行われるF1インシーズンテストに言及したマルコは次のように付け加えている。

「その後、我々はここに持ち込んだ多くの改良パーツによって自分たちがどういう位置にいるのかが分かるだろう」

■メルセデスは一歩前を行っている

しかし、マルコも今季のメルセデスの強さには驚かされているようだ。マルコはドイツの『Speedweek(スピードウィーク)』に次のように続けた。

「また一歩前進できてフェラーリに勝てたことはうれしく思っている。冬のテストでは我々はここ(バルセロナ)でフェラーリに1秒後れをとっていたからね」

「だが、我々が一歩進む間にメルセデスは二歩進んでいるようだ」

■モナコに向けた課題は?

次戦は伝統のモナコGPだ。そして、レッドブルは昨年ダニエル・リカルド(現ルノー)がポール・トゥ・ウィンを達成。フリー走行でクラッシュして予選に出走できなかったフェルスタッペンも決勝を最後尾からスタートし、ファステストラップをマークして9位でフィニッシュしている。

だが、今年もレッドブルがモナコで強さを発揮できるかどうかに関しては、マルコも不安を抱えているようだ。というのも、バルセロナでは本来レッドブルが得意としている低速コーナーでもメルセデスの方が明らかに速かったためだ。

「確かに、そこが心配だよ」

そう認めたマルコは次のように付け加えた。

「だが、今週2日にわたってテストを行うし、そこで自分たちの弱点に取り組むことができる」

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