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アラン・プロスト「今季もルノーとトップ3チームの差は大きい」

2019年04月18日(木)11:44 am

元F1チャンピオンのアラン・プロストが、今年もルノーにトップ3チームと戦う力はないと認めた。

現役時代に4度F1王者となったプロストは、2017年からルノーF1チームの特別アドバイザーを務めている。そして2019年シーズンに向けて、3強チームと呼ばれるメルセデス、フェラーリ、レッドブルとの差を縮めることを目標に掲げていた。

■トップ3チームは手が届かないところにいる

だが、そのプロストは母国フランスのテレビ局『Canal Plus(カナル・プリュ)』に次のように語った。

「現実的であらねばならない。そして、トップ3チームには手が届かない」

「差を縮めるために頑張るしかないよ」

■課題は信頼性の向上

ルノーの今季仕様エンジンは大幅な性能アップを果たしてきている。だが、現時点における最大の問題は信頼性だ。

「開発を継続しなくてはならないが、信頼性の改善にも取り組む必要がある」

そう認めたプロストは次のように付け加えた。

「今後も1レースか2レースは少しばかり困難なものになると思っている。だが、その後はよくなり始めるはずだよ」

■今のルールでは新たな工夫は難しい

プロストはさらに、ルノーF1チームの規模からするとメルセデスやフェラーリと対等に戦うのは困難だと次のように続けた。

「彼らには我々より多くのリソースがあり、人材も大勢そろっている。だから我々はもっと工夫をする必要がある。だが、今のルールが独創性を発揮しづらいものであることも確かだ」

「我々もクルマを改善したが、それは彼らも同様だし、恐らく我々よりもさらによく改善してきている。我々もギアを上げなくてはならないことは分かっているよ」

「今後多くの改良パーツを投入することになるから、ギャップを縮めることができるかどうか様子を見ることにしよう」

■エンジンパフォーマンスはひけをとらない

まだトップ3チームとの差があることを認めたプロストだが、現在ルノーが行っていることは間違ってはいないと主張している。

「パフォーマンスの面で我々が少し劣っていることと、特に今季序盤に信頼性の問題を抱えてしまったことを除けば、我々のプログラムに大きな問題はないんだ」

そう語ったプロストは次のように付け加えた。

「その一方で、エンジンのパフォーマンスに関しては何も悪いところはないと言えるよ」

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